今回はAdobe Acrobat Readerの無料機能を活用したPDFの編集方法を解説します。
最近は紙の資料や申込書の電子化が進み、PDFでのやり取りが一般的になってきましたが「記入方法が分からず結局印刷してから手書きしている…」という経験はありませんか?
印刷して手書きするのは手間がかかりますよね。

実はAdobe Acrobat Readerの無料機能でPDFを直接編集できる方法があります。



えっ、Adobe Acrobat ReaderのPDF編集って有料版の機能じゃないの?



簡単な編集なら無料の機能でも十分対応できますよ!この記事を参考にしてぜひ試してみてください。
Adobe Acrobat Readerの無料でできるPDF編集
今回はAdobe Acrobat Readerの下記3つの編集について解説を行います。
- PDFにテキストを入力する2つの方法
- ハイライト表示などテキスト装飾
- 図形の追加・電子印鑑の押印で内容を補足
PDFにテキストを入力する2つの方法
Adobe Acrobat Readerの無料機能ではツールバーの下記2つの項目でテキスト入力が実行できます。
- 「フォームフィールドに入力」で直接テキストを入力
- 「コメントを追加」でテキストボックスを使った入力


「フォームフィールドに入力」で直接テキストを入力
ツールバーの「フォームフィールドに入力」から次の手順でテキストの入力ができます。







この入力方法では文字の「大きさ」や「間隔」を変更することができます。





文字の「間隔」?どんな時に使うんですか?



例えば年月日の様に間隔を空けて文字を入力したい時など一度の入力で済みますし、調整を簡単に行えますよ。


「コメントを追加」でテキストボックスを使った入力
次の手順でツールバーの「コメントを追加」よりテキストボックスの入力が行えます。







背景が透過していないのでテキストボックスのプロパティで「境界線なし」を指定し、元からあるテキストの上に移動させるとテキストの上書きができます。







また文字の「大きさ」や「フォントの種類」も変更でき、より元のテキストに合わせた形に調整できるのも特徴的です。





細やかな調整がしたい時に向いている入力方法かも!
「フォームフィールド」による入力
- テキストの直接入力が可能
- 文字の「大きさ」や「間隔」を調整可能
「コメントを追加」による入力
- テキストボックスの入力が可能
- 文字の「大きさ」や「フォントの種類」が調整可能
- 背景が透過していないため元のテキストを上書きできる
ハイライトや下線でテキストを強調する方法
ツールバーの「選択したテキストをハイライト」項目より次の3つが簡単に追加できます。
- ハイライト表示
- 下線
- 取り消し線







強調や訂正が簡単にできますね!
図形の追加・電子印鑑の押印で内容を補足
ツールバーの「フリーハンドで描画」や「フォームフィールドに入力」より矢印や長方形などの図形やバツやチェックなどのマークを簡単に挿入することができます。




また「すべてのツール」の「スタンプを追加」を選択すると「承認済」や「完了」など標準的なスタンプや電子印鑑を挿入できます。


PDF保存時の注意点
最後にPDFを保存する時の注意点です。
前項目の方法で編集後にPDFを保存すると、次に開いた時編集可能なままの状態となっています。



また編集する場合はこのままでも良いけど、外部へ提出する際は注意が必要ですね。



対策として編集後は印刷からPDFとして印刷をすることで編集状態を終了させたPDFにすることができます。


まとめ
以上で今回の記事は終了です。
Adobe Acrobat Readerの無料機能を活用することでテキストの入力やハイライトなどの装飾、図形・電子印鑑の挿入など簡単な編集を行えます。
PDFの編集を使用するツールに迷った時はぜひ一度試してみて下さい!