今回はChatGPTで画像生成をするときに「くすんだセピア調になってしまう原因と対策」を分かりやすく解説します。
ChatGPTで画像生成したとき自分が指示した訳ではないのに「なんか色がくすんでしまう…」という経験はありませんか?

なりますなります!全体的にくすんだセピア調になってしまって…



もしかしたらプロンプトが原因かもしれないですね。それならちょっとした工夫で解決できますよ!
AI画像生成では同じ構成でもプロンプトによっては色味や雰囲気が大きく変わってきます。
ChatGPTで生成した画像を
- 明るく自然な色味にしたい
- 思った通りの仕上がりに近づけたい
と悩んでいる方はぜひ今回の内容を参考にして試してみて下さい!
生成した画像がくすんだセピア調になるのはなぜ?



この記事の結論は次の通りです。
ChatGPTの画像生成でよくみられる色味が全体的にくすんで見える・セピア調になるのはプロンプトに「明確な色や光の指定が無いこと」でAIが雰囲気を自動的に補完してしまうのが原因です。



どういうこと??



例えば下記プロンプトの様な指示をすると、ユーザーの意図とは違う変化が出てしまうことがあります。
- 暖かみのある光 → セピア調
- ファンタジー風 → 古風な色使い
- 光の指定なし → くすんだ色味



あー、確かによく考えずに使っていたかも💧
同じプロンプトでここまで違う!比較画像で色味の変化をチェック
画像生成はプロンプトの内容はまったく同じでも色や光の指定すると全体の仕上がりが大きく変わります。



例えば下記イラストのように同じプロンプトで描いた書斎でも仕上がりは変化します。





こんなに違うの!? 同じプロンプトでここまで変わるとは…



プロンプトのちょっとした指定の違いが仕上がりに大きく影響するので光と色を明確に指定するのは大事になります。



次の項目から「くすんだセピア調」になってしまうよくある原因と対策を4つ挙げるので参考にしてみてね。
くすんだセピア調になるよくある4つの原因と対策


ここではくすんだセピア調になりやすい次の4つの原因と対策を解説します。
- 光源やホワイトバランスの影響
- 背景や色の指定があいまい
- スタイル指定による雰囲気の変化
- 前の画像の影響を受けている可能性
光源やホワイトバランスの影響


背景や仕上がりに「夕方の光」「柔らかい雰囲気」などを指定すると、AIがそれを暖色(オレンジ〜茶色寄り)=セピア調として表現することがあります。



これを防ぐには「昼光色」「自然光」「白色光」など中立〜やや青寄りの光の色温度をプロンプトで指定するのが効果的です。
色温度 | 見た目の特徴 |
---|---|
3000K以下 | オレンジ〜赤(ろうそく・夕方) |
5000K前後 | 自然な昼光(太陽光に近い) |
6500K以上 | 青白くクール(曇り空・未来的) |
- 自然光が差し込む昼の室内。
- ホワイトバランスは昼光色(5000K)に補正。
- 全体的に明るく中立的な色味で。
背景や色の指定があいまい


背景の色や空気感がはっきり指定されていない場合、AIが「落ち着いた色味=茶色系」でまとめようとする傾向があります。



対策としては「白背景」「明るい空」「自然光の差し込む部屋」など明確な指定を行うことで色味をコントロールできます。
- 背景は白。
- 自然光の差し込む部屋、色味は鮮やか。
- くすみを避けて清潔感のある印象に。
スタイル指定による雰囲気の変化


画風を「ノスタルジック」「ファンタジー風」「レトロアニメ風」などスタイル名がセピア調を想起させる場合、AIが自動でくすんだ色合いに寄せてくることがあります。



この場合は「鮮やかなファンタジー風」「現代風アニメ調で」など、時代感や色の明るさを一緒に指定すると防げます。
- 現代風アニメスタイルで、色は明るく鮮やかに。
- レトロ風ではなく現代的な仕上がりにする。
直前の画像の影響を受けている可能性


特に連続して画像生成している場合に起きがちなのが直前に作った画像の雰囲気をAIが文脈的に引き継ぎ影響を受けてしまうことです。



そういえば直前の内容と別の指示をしたはずなのに、実際は直前のイラストと似た雰囲気の仕上がりであれ?って思うことが何回かありました。



対策としては色や光の条件を毎回はっきり指定することで意図しない引き継ぎを防ぎ影響を少なくできます。
まとめ|明るい画像を作るコツは「光と色の指定」
AI画像生成で「なんだかくすんで見える」「セピアっぽい雰囲気になってしまう」と感じたときはプロンプトで光や色の情報が不十分なことが原因の場合が多いです。



プロンプトのちょっとした工夫次第で印象がガラッと変わるのでぜひ意識して試してみてね!